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2025年12月14日日曜日

鎌倉国宝館「扇影衣香」5

 

昨日紹介した李嶠の詩を読んでみると、「扇影」というのは扇の輝きとかきらめく光の意味みたいですね。そこで僕は「扇影飄」を「白扇はくせんみたいに翻ひるがえる」と訳してみたのですが、「影」を「物陰」の意味に取ると、「衣香」とまったく響き合わなくなっちゃうでしょう。ついでにと言うのも変ですが、『唐詩選』に選ばれる李嶠の五言律詩「長寧公主の東荘にて宴に侍す 応制」もマイ戯訳で……。

  都の東の近郊に 建ってる別荘・東荘に

  鈴の音 響かせ禁裏より 貴い行列やって来た

  豪華な宴席 百官が 鵷鷺えんろのごとく整然と……

  仙人 奏でる笛の音に 鳳ほうと凰おうとが合唱す

  終南山は庭の木が 届かんばかりにごく近く

  煙霞のために大池の 汀なぎさも遥かに遠く見ゆ

  ご恩を受けて列席者 すでに酩酊してるけど

  後ろ髪引く絶景に 帰路の手綱をみな取らず

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