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2025年11月17日月曜日

日本台湾水墨作家交流展・第31回千墨会小品展5

 

 頂戴した作品集の終りには、書幅が7点掲出されています。その最初は僕が大好きな南宋の詩人・陸游の「秋夜紀懐 三首其の三から2句を採った書幅です。家蔵する中華書局版『陸游集』で調べると、この3首は第35巻に載っていました。 

この五言律詩をまたまたマイ戯訳で紹介しましょう。今回はお馴染みの七五調を止め、2句を一緒にして和歌みたいに訳してみました。なお「散関」というのは、陝西省宝鶏県の南西、秦嶺山脈大散嶺の隘路にあった古関だそうです。

 

  夜の空見渡すかぎり広がって北斗またたき銀河も横たう 

  林木の風に吹かれて一葉ひとは散り露けし草にすだく虫たち 

  涼秋にやまい少しよくなって夢うつつにて一首詠みたり 

  散関さんかんを越え松明たいまつ迎えらる宿場の思い出したり 


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