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2025年9月28日日曜日

サントリー美術館「絵金」16

この対角線構図が、騒乱状態にあるような画面にしっかりとしたバックボーンを与え、一種の統一感へと見るもの視線と感覚を導くのです。そして重要なのは、この対角線構図が先の異時同図法と分かちがたく結合している点です。主要モチーフが描かれる三角部分の反対側が、時を異にする副次的モチーフのためのスペースとなるのです。

加えて絵金芝居絵屏風には、フラクタル・鏡像・相似という重要な構成要素があります。改めて「鎌倉三代記 三浦別れ」を見てみましょう。右手の長い刀で身を支える三浦之介が作り出す三角形を拡大してゆくと、時姫を包摂する大きな三角形になります。両者はいわゆるフラクタル――自己相似図形なのです。

 

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