江戸時代に入れば、僕の大好きな祇園南海の詩「猫を悼む」にも、「牡丹陰裏 夢 空となる」と詠まれています。改めてわが国ネコ漢詩ナンバーワンの名吟を戯訳で……。もっとも『江戸詩人選集』3の解釈にしたがえば、「牡丹陰裏 夢 空となる」は「牡丹の根元に埋めたけど 蘇生の夢は叶わずに……」となるでしょう。
鼈甲色べっこういろの毛はソフト 生まれついてのおりこうさん
ネズミは出没しなくなり 夜も太平ぐっすりと……
もらって来てから一年も たたずに何で死んじゃった?
あるいは僕の飼い方に 欠けていたのか愛情が
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