そこで今日は、鉄舟徳済の『閻浮集』から「牡丹」をマイ戯訳で……。「牡丹睡猫図」の出典は、このような五山詩ということになりますが、これには中国の先例があったにちがいありません。そう思ってネットで検索すると、明・瞿汝稷の『水月指月録』という本に「牡丹花下睡猫児」という禅問答があることまでは分かりましたが……。
牡丹の花は洛陽が 何といっても名高いが
僕の庭にも植えたのに 枯れてしまった 口惜しいなぁ!!
寂しい庭には付き物の 眠り猫さえ見当たらず
蝶々ちょうちょや蜂が楽しげに…… すでに日影は斜めなり
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