2025年6月21日土曜日

東京美術『日本視覚文化用語辞典』4

 

先日「7日間ブックカバーチャレンジ」として村上もとかの『フイチン再見!』をアップしましたが、これら本辞典の項目を読んでから『フイチン再見!』10巻にチャレンジすれば、もっとよく内容が理解できて、さらにおもしろかったと思います。この辞典を編集した委員会のトップは、尊敬して止まない原田平作先生でしたから、こんなすごい辞典が出来上がったのも、当たり前田のクラッカーです。

 というわけで、この辞典のadチラシに推薦の辞を書いちゃったんです。しかもハーバード大学美術建築史学部教授のユキオ・リピットさんと一緒に!! 例のごとく依頼された字数をちょっとオーバーしてしまったので圧縮してもらいましたが、ここではそのモトゲンの方を読んでいただくことにしましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿

根津美術館「唐絵」8

   その山水はいわゆる辺角の景という構図になっています。画面の左上から右下に対角線を一本引いて、その左下に近景を描き、右上の余白に遠景を添えて遠近感を視覚化させています。 このような辺角の景は、中国・南宋時代の画院画家である馬遠や夏珪が好んで用いた構図法でした。ですから馬の...