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2025年3月3日月曜日

『漢詩花ごよみ』春3

 

 渡部英喜さんの『漢詩花ごよみ』には、春の花をモチーフにした詩が14首ほど採られていますが、その最初が先に紹介した「梅」の「夜直」です。夜直は宿直のこと、半世紀前の東京国立文化財研究所時代を思い出します( ´艸`) これに続く水仙、菜の花、薇(蕨)、款冬(蕗の薹)を紹介することにしましょう。水仙を自画賛として詠んだのは我らが夏目漱石です。大正元年(1912)の『漱石日記』に「山水の画と水仙豆菊の画二枚を作る」と出てくるそうです。

水仙――夏目漱石「自画に題す」

  独り座って鳥を聴き  世俗 謝絶し門を閉ず

  南の窓辺 変わりなく  水仙 写生す閑ひまゆえに

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