2024年12月6日金曜日

根津美術館「百草蒔絵薬箪笥と飯塚桃葉」1

 

根津美術館「重要文化財指定記念特別展 百草蒔絵薬箪笥と飯塚桃葉」<128日まで>

 阿波徳島藩主・蜂須賀家伝来「百草蒔絵薬箪笥」は、徳島藩お抱え蒔絵師・飯塚桃葉とうようが明和8(1771)に制作した絶品です。このたび重要文化財に指定されたので、それをことほぐ特別展ですが、単なる記念展じゃありません。僕が言うところの研究展覧会です。

蒔絵の超絶技巧を駆使した絶品ですが、いささかも超絶技巧と感じさせることなく、きわめてシンプルに見せているところがすごい!! 複雑極まりなきものをシンプルに見せる――これも日本美術の特質であるシンプリシティーの一面なのだと、感を深くしながら堪能したことでした。

 従来、この薬箪笥は阿波徳島藩10代藩主・蜂須賀重喜はちすかしげよしがみずから用いるために、召し抱えていた蒔絵師・飯塚桃葉に命じて作らせたものと考えられてきました。しかし本特別展のキューレーションを行なった永田智世さんは、当時の蜂須賀家や博物図譜の動向を詳細に調べたのです。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

北斎をネタにした斬新な見方の浮世絵版画展が今すみだ北斎美術館で開催中❣❣❣3

      吉田先生のおっしゃることは、当らずといえども遠からず かもしれません 。 風景版画の 北斎・広重・巴水 をたたえて3Hというそうですが、 広重や巴水 が好きな方は 、 「吉田先生の言うとおり!!」と拍手喝采 を する でしょう 。しかし 北斎の 「詩哥写真鏡」 は傑作...