出光美術館「出光美術館の軌跡 ここから、さきへⅡ 出光佐三、美の交感――波山・放菴・ルオー――」<7月7日まで>
先にアップした「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」シリーズ展の第2弾です。カタログの「ごあいさつ」から、一部を引用させてもらうことにしましょう。
第二弾となる本展では、当館の創設者・出光佐三(1885~1981)と同時代を生きた作家たちの活動に、スポット・ライトを当てます。佐三は、日本・東洋の古美術を蒐集することに情熱を傾ける一方で、自分と同じ時代の作家たちと親しく交流し、彼らの制作活動に寄り添いました。その代表的存在が、板谷波山(1872~1963)と小杉放菴(1881~1964)の二人です。彼らと佐三の関係は、一方が出資し、もう一方が作品でそれに報いる、というものとはいささか異なります。双方が深い信頼と敬意を寄せつつ、ときに芸術のあるべき姿を語り、互いの感性を深く響かせあった結果として、いくつかの珠玉の作品が生み出されました。
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