2024年3月1日金曜日

出光美術館「池大雅展」12

薩都刺「遊西湖 六首」4

春を惜しんでその舟で 一夜 明かしたものでした

 酔って渇いた喉――呉姫が 夜中にミカンを剝いてくれ……

 一夜の恋人だしぬけに 妾わらわの幼名おさなな呼んだので

  首こうべ廻らし微笑んで 灯火の陰に隠れたの

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6月の詩8

立派な男 おのこ の人生の 出会いはみんな時の運 一時は浮かびまた沈む いにしえからの繰り返し 出世と蹉跌 さてつ が生涯に あること嘆くも甲斐なからん 親しき友と再会の 約束できぬ恨めしさ 緑の川と青い山――越えて彼方の我が友よ !! はるか遠くのその顔が ...