黄山谷「黄幾復に寄す」
僕は北海・徳平鎮 君は南海・広州に……
雁に手紙を頼んだが それは出来ぬと断られ
かつて桃李の春風に 吹かれて酒を酌み交わし
灯下に聴いてる夜の雨 今や別れて十年が……
家は四方の壁だけで 他になんにもないけれど
今さら世渡り勉強し 出世せんとは思わない
きっと君なお本の虫 髪の毛白く 瘴気しょうき立つ
谷のカズラにぶら下がる 猿の鳴き声聞くならん
友松は晩年、桂宮家を創始した智仁 ともひと 親王のもとにしばしば出入りし、押絵の注文などを受けていたことが、記録から明らかになっているからです。畏友・河合正朝さんの『友松・等顔』<日本美術絵画全集 11 >(集英社 1978 年)によると、桂宮淑子 すみこ 関係の記録にある「...
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