2023年12月3日日曜日

根津美術館「北宋書画精華」4

 

119日、國華清話会の秋季特別鑑賞会が行なわれました。午前中の繭山龍泉堂「青瓷昇華」展に続いて、午後は根津美術館をお訪ねし、キューレーションを行なった板倉聖哲さんの講演を聴いたあと、「北宋書画精華」を拝見いたしました。会員の皆さんと一緒でしたが、さすがの饒舌館長も黙してただ眺めるばかりでした。

 ヤジ「結構しゃべってたじゃないか!!

そうだったかもしれません。最後5番目の馬「満川花」は、清の乾隆皇帝が題賛において指摘して以来、李公麟の筆ではなく、補筆といわれてきたそうですが、板倉さんも背中の描線が単調で、うまくないというお話でした。そこで僕は、天下の名画の前で「板倉さん、それじゃ~貴兄が描いてみせたらいいんじゃないの!?」なんて、チャチャを入れたのでした()


0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...