2023年9月25日月曜日

サントリー美術館「虫めづる日本の人々」12

カタログには田中優子さんが「江戸の虫めづる文化」という素晴らしい随論を寄稿しています。田中さんは最後に、1851年ごろの制作と推定される春木南溟なんめいの「虫合戦図」(神戸市立博物館蔵)をあげ、かすかな虫の声に耳を傾けつつ、哀しみや恋心を詠った江戸時代が終り、戦争の近代が幕を開けることを、虫たちは予言しているようにみえると述べています。さすが田中さんはうまいオチを考えるなぁと、改めて感を深くします。

虫合戦といえば、思い出されるのは中国の闘○○トウチューチューです。○は虫偏に「曲」という字で、僕のワードでは出てきませんが、『諸橋大漢和辞典』にはチャンと載っていて、ミミズにあてています。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 14

  川瀬巴水は「サウダーデの風景版画家」 と呼ばれるべき です!!  しかし その理由はもう一つあります 。 モラエスが 「 芸術と文学 」 の章に 、つぎのごとく書き記しているからです。   ふんだんに日本の土地を ゆさぶって家屋を倒壊させる地震には、日本は家屋をふたたび廃墟か...