荻生徂徠「支機石」
女媧じょかが直した天の破やれ そのあと残った岩や石
銀河の流れのあちこちに ニョキニョキニョキニョキ顔を出す
ある日 彦星やって来て 連れてる牛の角みがき
織姫その石 何気なく 機はたの台座に持ち帰る
夜昼よるひるなしに織り上げた 雲の錦もそのお陰
八月 銀河へ筏いかだにて 石を抱えて帰還せり
人に語って聞かせても みんな疑い信じません
隕石いんせき五つ宋に降る――『左伝』の話はウソなのに……
この座屏を最初に『日本美術絵画全集 9 狩野永徳 / 光信』(集英社 1978 年)で紹介された土居次義先生は、一方を「呂洞賓・鍾離権図」とし、もう一方はとくに言及されませんでした。その後、不詳の方は「黄石谷・張良図」である可能性が高いとされ、これが通説になってきました。...
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