洞庭秋月秋月(鮑恂「盛叔章画」)
枯れ木の林を雲煙が 潤うるおし緑の靄もや流る
渚なぎさの花や水際みずぎわの 草はさみしく風に揺れ……
仙人 住む家 その雲の 彼方かなたにあるに違いない
だからこの世も石橋山しゃっきょうざん――それを越えてはなりませぬ
ここで改めてこの蓋の松をみると、 松原や 松林のごとく松の木をずっと描き並べてあるわけじゃなく、はっきりと左右に分かれていることに気づきます。それはまるで遠く離れた高砂の松と住吉の松に見えてくるではありませんか。 右側が高砂の松、左側が住吉の松ということになるでしょう。 少...
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