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2025年10月17日金曜日

出光美術館(門司)「琳派の系譜」9


  ここで改めてこの蓋の松をみると、松原や松林のごとく松の木をずっと描き並べてあるわけじゃなく、はっきりと左右に分かれていることに気づきます。それはまるで遠く離れた高砂の松と住吉の松に見えてくるではありませんか。右側が高砂の松、左側が住吉の松ということになるでしょう。少なくとも、鑑賞者がそう見立てることを許してくれているようです。 

先にチョッと挙げた上歌あげうた――神主が無事住吉に着いたことを言祝ぐ上歌を、やはり全部引いておきましょう。 

高砂や この浦舟に帆を上げて この浦舟に帆を上げて 月もろともにいでしほ出潮の 波のあはぢ淡路の島影や 遠くなるを鳴尾の沖過ぎて はや住吉に着きにけり はや住吉に着きにけり 

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荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 6

  荻生徂徠「楽寿君侯の早春の高作 落梅花を賦す に 和し奉る」  花咲く梅の古き木の 東の宴席 曲水に  浮かぶ杯 美酒たたえ たけなわの春  映したり  風に花びらヒラヒラと 散るさまにふと興 覚 ゆ  一体いずこの笛の音に 誘われ飛んでゆくのやら