僕が『座右宝』創刊号を持っているのは、徳川義恭氏の「宗達・光悦試論」が載っているからでした。一般的な光悦→宗達観を、宗達→光悦観へ逆転を試みる画期的論文で、実をいうと拙論「乾山と光琳――兄弟逆転試論――」(出光美術館『乾山の芸術と光琳』2007)はこれをパクッたものなんです(笑)
「繭山龍泉堂『唐三彩』」を「饒舌館長」にエントリーしている間に、この徳川論文を改めて読む必要が生じました。そこで『座右宝』創刊号を書架から引っ張りでしてくると、小山富士夫先生の「正倉院三彩」という論文が10ページにわたり載っているではありませんか!!
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