2022年9月7日水曜日

与謝野晶子私論3

 

じつは腰巻き事件をテーマに、3年ほど前「ヌードと春画」というエッセーを雑誌『視覚の現場』の第1号に書きました。すでに「饒舌館長」にもアップしたことがあると思います。『視覚の現場』は僕も尊敬してやまない洋画家・須田国太郎の遺志と、その志を実現に導いたご子息・須田寛さんの支援によって発行される美術雑誌です。

発行者は「一般財団法人 きょうと視覚文化振興財団」ですが、その代表者である原田平作さんが、独力で編集発行を行なっているような感じがします。醍醐書房を立ち上げ、『視覚の現場』や『美術フォーラム21』を発行して、美術文化の活性化に私財を投げ打つ原田さんには、ただただ頭の下がる思いです。

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