2022年6月6日月曜日

追悼ステファン・アディス先生8

 


あのときカンサス・ローレンスのアパートメントで一人飲んだのと同じ正真の「ブラック・ジャック」じゃないか!! 旅日記に$9.99TAXと書いてあるのと違わない正銘の「ブラック・ジャック」じゃないか!! これもアディス先生のお引き合わせにちがいなく、献杯が進みすぎてしまったのはそのせいだったのでしょう。

アディス先生はすぐれた日本美術史研究者であるとともに、ミュージシャンであり、書画の創作に精神の解放をゆだねる文人でもありました。日本美術史研究者としては、早くに禅画の素晴らしさに着目し、研究を進めたことが特筆されます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

鎌倉国宝館「扇影衣香」5

  昨日紹介した李嶠の詩を読んでみると、「扇影」というのは扇の輝きとかきらめく光の意味みたいですね。そこで僕は「扇影飄」を「白扇 はくせん みたいに翻 ひるがえ る」と訳してみたのですが、「影」を「物陰」の意味に取ると、「衣香」とまったく響き合わなくなっちゃうでしょう。 ついでに...