2022年6月2日木曜日

追悼ステファン・アディス先生4

 

アディス先生から依頼されたのは、日本美術のセミナー1コマと、準備されていた日本美術事典の翻訳を手伝う仕事でした。無事終了して帰国後しばらくすると、先生が逗子の拙宅をわざわざお訪ねくださり、カンザスの思い出に花を咲かせたことも、いま懐かしく思い出されるのです。

 2002年秋、またニューオーリンズ美術館でカート・ギターさんの日本絵画コレクション展「エンデュアリング・ヴィジョン」が開催されました。これに併せて、国際シンポジウムが企画されましたが、これもまたアディス先生がコーディネーターをつとめられたのです。

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根津美術館「唐絵」9

ですから NHK 青山文化センター講座の配布資料には「伝周文筆」としましたが、先の『室町画賛』では厳密に「筆者不詳」としてあります。アカデミックな意味では「筆者不詳」ですが、ずっと周文筆と言われてきわけですから、「伝周文筆」で構わないでしょう。もちろん「唐絵」展のキャプションは「...