2022年5月31日火曜日

追悼ステファン・アディス先生2

 

それに併せて日本絵画国際シンポジウムが企画されましたが、これらのコーディネーターが、当時カンサス・ローレンスにあるカンサス大学の美術史学教授であったステファン・アディス先生でした。

そのシンポジウムにアディス先生から招聘された僕は、「俵屋宗達のコンポジションと美術史的意義」と題して、今では考えられないような様式史的発表を行ないました。2回目の海外シンポジウムとはいえ、右も左もよく分からない僕を、先生はとても親切にリードしてくださいました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「復刻 開館記念展」7

  このような器形を一般に「梅瓶」と呼んでいます。梅を生けるのによく用いられた花瓶であるところから、梅瓶と呼ばれるようになったというのが通説のようです。しかしカタログ解説によると、中国の『源氏物語』ともいわれる長編小説『紅楼夢』のなかに、瓶に梅を生けて観賞するシーンがあり、それが...