2022年4月7日木曜日

佐藤康宏『若冲の世紀』2

 

 改めて佐藤さんの研究者魂に脱帽する次第です。書いたら書きっぱなし、出したら出しっぱなし、読んだら読みっぱなしの饒舌館長は、穴があったら入りたいといった気持ちになります。心底忸怩たるものがあります。

そもそも、吉澤忠先生の名言「人の論文なんか読んでいたら、自分の論文は書けませんよ」を口実にして、ほとんど人の論文を読まない饒舌館長にとっては……() 

間もなく『國華』に載る拙論「蕪村唐寅試論」も、佐藤さんから重要な既発表論文を教えてもらったお陰で、グッとバージョンアップすることができたんです。佐藤さん、ありがとう!! 

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「復刻 開館記念展」3

 去年から微力にもかかわらず出光美術館のお手伝いをすることになった僕ですが、その「僕の一点」は、一対の「青白磁刻花牡丹唐草文吐魯瓶 とろびん 」ですね。中国は北宋から南宋にかけての頃でしょうか、景徳鎮で焼成された逸品です。青白磁は白磁のバージョンですが、影青 インチン とも呼ばれ...