万里集九「猫賛」
いつもは爪を隠してて 引っかくことさえやらないし
牡丹の下で眠ってりゃ できるはずないネズミ狩り
しかし春風 吹いてくりゃ 暗がりなくても嗅ぎ分ける
だからどんなにネズミども 多くいたって逃げられぬ
その山水はいわゆる辺角の景という構図になっています。画面の左上から右下に対角線を一本引いて、その左下に近景を描き、右上の余白に遠景を添えて遠近感を視覚化させています。 このような辺角の景は、中国・南宋時代の画院画家である馬遠や夏珪が好んで用いた構図法でした。ですから馬の...
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