続いて『寒山詩』から、ネコ漢詩を3首ばかり、戯訳でルリちゃんにプレゼントさせてもらいましょう。
中国でネコがよく詩に詠まれるようになるのは、宋の時代からだといわれているようです。しかし、そんなことはありません。北海道教育大学の後藤秋正さんは、「『猫と漢詩』札記――古代から唐代まで――」(北海道教育大学紀要<人文科学・社会科学編>57-2 2007年)というすばらしい論文を発表しています。
それには北宋以前、唐までのネコ漢詩がたくさん紹介されています。そのなかで饒舌館長ベストワンは、寒山のネコ漢詩ですね。拾得のネコ漢詩とあわせて3首も紹介されています。
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