僕も辻さんを手伝って企画運営に当たりましたが、何しろ先立つものがありません。思い余って鹿島美術財団に一部の助成をお願いすると、理事長の鹿島昭一さんと専務理事の山本保義さんが「それはじつに素晴らしいプロジェクトですね」と、ポンとオール・ギャンティにしてくださったのです!! 天にも昇る気持ちとは、こういうことをいうのでしょう。お二人が天上からこの「饒舌館長」を見てくださっていれば、こんなうれしいことはないのですが……。
会議の目的と内容については、『鹿島美術研究』年報第4号に掲載された報告書から、辻さんがまとめた「招致目的」と「経過および成果」の一部を引用することにしましょう。
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