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2021年2月13日土曜日

小川敦生『美術の経済』12

 最後に、小川さんオススメの美術鑑賞法を紹介しましょう。これは誰にでも出来て、きわめて簡単であり、美術がグッと親しみやすいものになるという、魔法のような鑑賞法です。そんな鑑賞法が本当に存在するのか?と疑問にお思いになるかもしれません。しかしそれがあるんです!! 小川さんによれば……。

ここで一つお勧めしたい国公立美術館コレクションの見方がある。国立館や居住地の公立館の所蔵作品を、「この絵は俺の金で買ったんだよね」と思いながら眺めるのだ。……自分の大切なお金で買ったと思いながら眺めていると、不思議と身近に感じられるようになるものである。

 僕も同じようなことを、秋田県立近代美術館のディレクターをやっていたころ、館長講座や生涯学習センター講座でよくしゃべっていました。

「皆さん、この秋田県立近代美術館のコレクションは、基本的に県民の方々の尊い税金で購入したものです。つまり所有権は皆さんにあるんです。秋田県立近代美術館は、それをただお預かりしているにすぎません!!

 

 

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  荻生徂徠「春日 楼に上る」     入り日を浴びて高殿 たかどの の 眼下にながめる碧 あお い空       関東平野も春の雨 晴れて遥かに見渡せる     杯 さかずき 挙げれば悠久の 時 とき 経た景色に満つ我が力     白雪 戴く富士山の 雄姿に独り 浸ってる