2020年12月10日木曜日

北斎生誕260年記念シンポジウム2

大型台風接近のなか、橋本さんからお呼びのかかった饒舌館長は、イソイソと出かけて行ったのでした。コロナ禍のため入場制限がかけられましたが、ニコニコ動画でナマ配信され、たくさんの北斎ファンに楽しんでもらうことができました。

最初のマイトークが終ると、寿さんが「いま河野先生から貴重なお話が……」と切り出すので、僕は「今日は楽しいパネルディスカッションですから、『先生』なんか止めて、みんな『さん』にして、フレンドリーにやりましょう」とプロポーズしました。会場から起った拍手が、ことのほかうれしく感じられました。拍手といってもパラパラといった感じでしたが……。

元気な方はみんな「さん」づけにして、幽明界を異にした方のみ「先生」とお呼びするという「饒舌館長」のルールをそのまま持ち込んだのですが、このパネルディスカッションがとてもうまくいったのは、そのせいもあったかな()

 

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根津美術館「唐絵」6

また島田先生は、「題辞、題詩が単に画図をみた印象、感想を述べるだけでなく、画図の主題と密接な関連があって、 画図の十分な理解のためにはその詩文の解釈が欠かせないとか、題跋の加わることが予期されるというような条件をおくことが必要であろう」と指摘しています。 さらに島田先生は、詩画軸...