中秋の独酌
もの寂しくて俺一人 玉壷の酒を酌んでいる
夜の情趣を江戸の地で 味わうヤツなど誰もいず
俗世で年取りゃ我が心 氷のように冷え切って
秋来りゃ空にはお月さん 光っているよただ一つ
白髪を照らす丸鏡 かかったようだよ大空に
赤羽川の川底に 沈んだごとき珠[たま]を愛づ
こんな素敵な中秋の 夜 町なかの友だちが
空を仰いで俺のこと 思い出してる? いや全然?
前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...
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