2020年11月23日月曜日

『國華』1500号❣❣❣9

 

『國華』には原詩と読み下しを掲げましたが、この「饒舌館長」では、毎度おなじみの戯訳で紹介することにしたというわけです。徐寅は福建・甫田の人だそうですが、剣門山、錦水(錦江)、岷山の3つがそろうのは蜀(現在の四川省)のようです。あるいは「蜀葵」という花の名に惹かれて、そこの立葵を想像して詠んだ詩なのでしょうか。

こういう漢詩があるらしいことは、春山幸夫著『花の文化史』で分かったのですが、そこには現代語訳の一部が引かれるだけで、詩人の名も詩のタイトルも書いてありませんでした。これが徐寅の「蜀葵」であり、『全唐詩』に収められていることが判明したのは、ひとえにネット検索のお陰でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

今や北斎・広重とともに「風景版画の3H」とたたえられる川瀬巴水を中心とする新版画展が三菱一号館美術館で開催中です!! 15

  モラエスは「以上諸点の総括」の章でも、 「改革の大演劇」によって「美という美がすべて荒廃しつつある」ことを慨嘆しています。 荒廃 のなかに残るわずかな美を探し求めた、サウダーデの旅の結晶が 『日本精神』 をはじめとするモラエスの著作 だったように感じられます。   旅の画家と...