2020年10月24日土曜日

東京国立博物館「桃山」3

 

先日、畏友・田澤裕賀さんから丁寧なお手紙とともに招待券を頂戴しました。お手紙には、「私も還暦を過ぎ、この展覧会が東博で私が担当する最後の大きな展覧会となりました」とあります。あの万年青年がもう還暦とは!! 最後に田澤さんはコロナによるお酒ワールドの崩壊を憂いつつ、「酒は楽しく、皆で笑いながら飲むものだと思って40年」と書いていますが、酒仙館長も「意義なし!!」と叫びたい気持ちになりました。

この桃山展は、桃山美術を理解するために必要な名品がすべて打ち揃っている、文字通り豪壮華麗なる桃山美術展です。それがいかにも田澤さんらしく、きわめて端正な展示にバージョンアップされています。しばらく見ることができなかった、そしてしばらくは見ることがかなわないであろう、絶対オススメの桃山美術展ですよ!!


0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...