2020年8月2日日曜日


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サントリー美術館「NEGORO」6

  しかしながら、根来塗の実態はきわめて曖昧模糊としている。そもそも「根来塗」自体が、近代に入ってできた言葉のようだが、そのもとになったのは、寛永十五年(一六三八)に刊行された俳書『毛吹草』に初めて出る「根来椀 折敷」だとされている。それは往時根来寺が盛んであった時、そこで作られ...