更にまた河辺の樹木輝いて 繚乱として花びらは散る
昔聞く月に生えるという桂 大内裏へと移植されたと
縹渺と仙界の花風に散り 音一つなく流れに落ちる
漢水の女神が絹の靴下を はいて波上を歩むに似たり
鄭交甫女神の帯び玉いただいた 直径一寸輝く光彩
胸痛む岸辺の鶏[とり]の鳴き声に…… 交甫なんかじゃないこの俺は
川の月見えなくなったし岸の花 いつも咲いてるわけでもないさ
変らずにみなぎる川の水だけが 岸辺の街をめぐり流れる
「木蓮棕櫚図」に 始興が学んだ 尾形光琳の影響が強いことは 、改めて指摘するまでもありません。デザイン的ともいうべき簡潔な形態にまとめ、垂らし込みを愛用し、装飾的効果を高めています。明らかに光琳画風を摂取した結果です。 しかし光琳と異なる美意識も看取されます。それは自然観が...
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