更にまた河辺の樹木輝いて 繚乱として花びらは散る
昔聞く月に生えるという桂 大内裏へと移植されたと
縹渺と仙界の花風に散り 音一つなく流れに落ちる
漢水の女神が絹の靴下を はいて波上を歩むに似たり
鄭交甫女神の帯び玉いただいた 直径一寸輝く光彩
胸痛む岸辺の鶏[とり]の鳴き声に…… 交甫なんかじゃないこの俺は
川の月見えなくなったし岸の花 いつも咲いてるわけでもないさ
変らずにみなぎる川の水だけが 岸辺の街をめぐり流れる
「僕の一点」は歌川国芳の「役者夏 之 夜 図」(出光美術館蔵)ですね。日は落ちてもまだ残る 暑さ を逃れ て 涼を求め、隅田川は両国橋のたもとに当代人気歌舞伎役者10人 が勢ぞろいしています 。もちろんこんなことが 起こる はずもなく、筆者歌川国芳の イマジネーションが...
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