更にまた河辺の樹木輝いて 繚乱として花びらは散る
昔聞く月に生えるという桂 大内裏へと移植されたと
縹渺と仙界の花風に散り 音一つなく流れに落ちる
漢水の女神が絹の靴下を はいて波上を歩むに似たり
鄭交甫女神の帯び玉いただいた 直径一寸輝く光彩
胸痛む岸辺の鶏[とり]の鳴き声に…… 交甫なんかじゃないこの俺は
川の月見えなくなったし岸の花 いつも咲いてるわけでもないさ
変らずにみなぎる川の水だけが 岸辺の街をめぐり流れる
花鳥之間の南側に仙人之間があって、あと4面、さらには8面にわたって仙人か唐人物が描かれていたのではないでしょうか。山下善也さんが紹介してくれた速水春暁斎「多武峰之図」の「竹林坊学頭屋敷」 をみると、とても立派な建物ですから、二部屋だけだったとは考えられないからです――いよ...
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