更にまた河辺の樹木輝いて 繚乱として花びらは散る
昔聞く月に生えるという桂 大内裏へと移植されたと
縹渺と仙界の花風に散り 音一つなく流れに落ちる
漢水の女神が絹の靴下を はいて波上を歩むに似たり
鄭交甫女神の帯び玉いただいた 直径一寸輝く光彩
胸痛む岸辺の鶏[とり]の鳴き声に…… 交甫なんかじゃないこの俺は
川の月見えなくなったし岸の花 いつも咲いてるわけでもないさ
変らずにみなぎる川の水だけが 岸辺の街をめぐり流れる
ここ(神・菩薩・悪鬼が並置され地位が与えられていること)には、近代の科学文明が持つ淘汰、排除、疎外といった否定の原理は見当たらない。その背後には、現象界に存在する一切の存在の中に無限の価値を認め、それぞれの持つ特性を、そのまま真理の部分的な表現と見る、密教独自の肯定の思想が秘...
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