更にまた河辺の樹木輝いて 繚乱として花びらは散る
昔聞く月に生えるという桂 大内裏へと移植されたと
縹渺と仙界の花風に散り 音一つなく流れに落ちる
漢水の女神が絹の靴下を はいて波上を歩むに似たり
鄭交甫女神の帯び玉いただいた 直径一寸輝く光彩
胸痛む岸辺の鶏[とり]の鳴き声に…… 交甫なんかじゃないこの俺は
川の月見えなくなったし岸の花 いつも咲いてるわけでもないさ
変らずにみなぎる川の水だけが 岸辺の街をめぐり流れる
ここで 僕が とくに 興味深く感じるのは、男性である狩場明神 の上に金剛界大日如来が、女性である丹生明神の上に胎蔵界大日如来が配されていることです。 つまり 金剛界が男性と、胎蔵界が女性と結びつけられている の です 。 2017年春から初夏にかけ、三井記念美術館で特別展 ...
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