更にまた河辺の樹木輝いて 繚乱として花びらは散る
昔聞く月に生えるという桂 大内裏へと移植されたと
縹渺と仙界の花風に散り 音一つなく流れに落ちる
漢水の女神が絹の靴下を はいて波上を歩むに似たり
鄭交甫女神の帯び玉いただいた 直径一寸輝く光彩
胸痛む岸辺の鶏[とり]の鳴き声に…… 交甫なんかじゃないこの俺は
川の月見えなくなったし岸の花 いつも咲いてるわけでもないさ
変らずにみなぎる川の水だけが 岸辺の街をめぐり流れる
30年ほど前、新しく世に出た伊藤若冲の「鶴図双幅」に感を深くし、『國華』1225 号に紹介しました。そのとき若冲に大きな 影響を与えた 大典の思想についてチョッと考えた結果、つぎのように書いたんです 。 大典の思想のうちには、穏健をもってよしとする傾向がうかがわれるから...
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