2019年8月27日火曜日

三菱一号館美術館「マリアノ・フォルチュニ展」3


1996年、ヴェネツィアのカ・フォスカリ大学教授で国際北斎研究所所長のジャン・カルロ・カルツァさんが主宰する国際北斎シンポジウムが、ヴェネツィアで開かれました。もっとも、この回のテーマは北斎じゃなく、20世紀の日本美術だったのですが……。

僕にも発表の招待状が来たので、以前勤めていた東京国立文化財研究所で、ちょっとは馴染んでいた黒田清輝についてしゃべることにして、準備を始めました。

ところがこのとき、第2回目の北京日本学研究センター出張講義で北京にいたものですから、北京空港からイタリアへ飛ぶことになったという、思い出深い海外旅行、いや、海外→海外旅行でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...