2019年4月19日金曜日

メトロポリタン美術館「源氏絵展」1


メトロポリタン美術館「源氏物語 絵画化された日本の古典文学」<616日まで>

 34日から、ニューヨークのメトロポリタン美術館で、とても充実した特別展「源氏物語 絵画化された日本の古典文学」が開かれています。企画したのはメトロポリタン美術館のジョン・カーペンターさん、ハーバード大学のメリッサ・マコーミックさん、多摩美術大学の木下京子さんです。

会場では、我が静嘉堂文庫美術館が所蔵する国宝7点のうちの一つである俵屋宗達筆「関屋澪標図屏風」が燦然たる光を放ち、来館者の熱い視線を集めています。これまで国宝を海外にお貸ししたことはないのですが、展覧会の規模と意義を考え、またカーペンターさんの情熱にも館員一同深く心を動かされ、むしろ僕たちの方から、ぜひ源氏絵を象徴する作品として陳列していただくよう――できたら一番目立つところに陳列していただくよう、お願いすることになりました()

オープニングには代表理事の佐々木幹夫さんと常務理事の安藤一郎さんが出席、僕はカーペンターさんの招待を受けて、413日と14日の両日開かれるシンポジウムの方へ参加することにしました。

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