僕のお袋は去年100歳を迎え、阿倍晋三首相からお祝いの銀杯を拝領しました。以前は<純銀杯>だったそうですが、もう100歳なんて目出度くもなんともなくなり、「老人は死んでください国のため」という川柳が詠まれるご時世のせいか、あるいは国家財政不如意のせいか、はたまた上に立つ日本人がせこくなったせいか、3年前からエセ銀杯になっちゃいました。
裏に<純銀>ならぬ<準銀>と刻印されているので笑っちゃいましたが、よく見ると「洋銀」でした。聞いたことがない言葉なので、『広辞苑』を引いてみると、「合金の一。銅50~70パーセント、ニッケル5~30パーセント、亜鉛10~30パーセントを配合した合金。柔軟性・屈曲加工性・耐食性に富み、銀白色の美しい光沢がある。装飾器具・電気抵抗線・バネ材料に用いる。洋白」と書いてありました。
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