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2019年2月23日土曜日

水田宗子編『比較メディア・女性文化研究』8


水田さんが名前を挙げる桑原武夫氏には、「現代詩第二芸術論」という「俳句第二芸術論」の続編があります。尊敬する桑原氏とはいえ、この見方には反対ですが、和歌が好きな僕には、どうしても定型詩の方が好ましく感じられてしまうのです。たとえばこの『詩集』でも、「<くちなし>の巻 佐川亜紀との四行連詩」の方に惹かれちゃうのですが、やはりこれも現代詩の何たるかがまったく分かっていないためなのでしょうか?

 昨日は白かったのに 今日はもう土色
  狡猾なくちなし
  時の先回りをして
  死をやり過ごそうとの変身術
    *
  メール送信にしっぱい
  指と頭をつなぐ古びた回線のトラブル
  しまい込んできたわたしの告白は
  超特急で見知らぬひとへ落雷

 *鬼籍に入られた方のみ「先生」と呼ぶという「饒舌館長」の慣例にしたがって、水田宗子先生を「さん」づけにしたことをお許しくださいませ。

 

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