2019年1月18日金曜日

山種美術館「皇室ゆかりの美術」1


山種美術館「皇室ゆかりの美術――宮殿を彩った日本画家――」<120日まで>

 名残惜しくも平成に別れを告げ、新しい天皇と元号とともに、新しい時代が始まろうとしています。この時にあたって、皇室ゆかりの美術をテーマとする特別展が山種美術館で開かれています。中心となるのは、昭和43年(1968)完成の皇居新宮殿を飾った日本画家によるゆかりの優品です。

当時、その新宮殿画を実際に拝見する機会にめぐまれた山﨑種二氏は、拝命した東山魁夷をはじめとする6人の画家に、相似た趣向の作品を揮毫してほしいむね依頼しました。山﨑氏が深く心を動かされたことは言うまでもありませんが、それを一人でも多くの国民に見てもらいたいという願いが、氏の胸中で日増しに強まっていったのです。これに宸翰など皇室ゆかりの美術作品を加えて構成されたのが、絶対オススメの本特別展です。

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根津美術館「唐絵」6

また島田先生は、「題辞、題詩が単に画図をみた印象、感想を述べるだけでなく、画図の主題と密接な関連があって、 画図の十分な理解のためにはその詩文の解釈が欠かせないとか、題跋の加わることが予期されるというような条件をおくことが必要であろう」と指摘しています。 さらに島田先生は、詩画軸...