また、こんな話もある。蘇州で知事をしていた友人の劉攽[りゅうはん]に招待され、州の役所に出かけたときのことである。庭にずらりと居並ぶきれいどころを見た安石は顔色を変え、席に着こうとしない。あわてた劉攽が妓女たちを引き取らせ、「車と舟は焼きました」と言ったので、やっと安石は機嫌を直したというのである。友人の心尽くしも安石には通じなかったわけである。
なお、この劉攽は長安の妓女と浮き名を流したこともあった。当時の士大夫としては、むしろそのほうが普通なのだった。
頂戴した 作品集の終りには、書幅が7点掲出されています。その最初は 、 僕が大好きな南宋の詩人・陸游の「秋夜紀懐 三首 」 其の三 から2句を採った書幅です。 家蔵する中華書局版『陸游集』で調べると、 この3首は 第35巻に載っていました。 この五言律詩をまたまたマ...
0 件のコメント:
コメントを投稿