また、こんな話もある。蘇州で知事をしていた友人の劉攽[りゅうはん]に招待され、州の役所に出かけたときのことである。庭にずらりと居並ぶきれいどころを見た安石は顔色を変え、席に着こうとしない。あわてた劉攽が妓女たちを引き取らせ、「車と舟は焼きました」と言ったので、やっと安石は機嫌を直したというのである。友人の心尽くしも安石には通じなかったわけである。
なお、この劉攽は長安の妓女と浮き名を流したこともあった。当時の士大夫としては、むしろそのほうが普通なのだった。
野口さんは出典として 拙著 『日本美術絵画全集17 尾形光琳』(集英社)をあげているので、 早速 書架から引っ張り出してくると 、 確かにそんな風なことを書いているじゃ~ありませんか。ほとんど忘れていたのに……。 また野口さん が 『琳派絵画全集 光琳派一 』のマイ緒言...
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