2018年11月12日月曜日

京都国立博物館「京の刀」8



西のえびすの昆吾国[こんごこく] はるかに遠く行けやせぬ

玉さえ切れるその名刀 見た人はゼロ 噂だけ

ところが最近日本の すごい宝刀現れた

越の商人[あきんど]買ったのは あおうなばらの東の地

香りよき木でできた鞘[さや] それに鮫皮[さめがわ]貼ってある

黄金[こがね]の真鍮 銀白の 銅のKAZARIがみごとなり

大金払った好事家の 大コレクションに加わった

これを差してりゃ凶運も 妖怪さえも逃げていく

大きな島国 土地は肥え 風俗すぐれていると聞く

秦の徐福は人たらし 日本へたくさん連れってた

仙薬探して全国を…… やがて子供も老人に……

0 件のコメント:

コメントを投稿

東京美術『日本視覚文化用語辞典』3

  前回、東京国立博物館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を紹介しましたが、実をいうと後期高齢者の僕には「コンテンツ」の意味がよく飲み込めませんでした。しかしこの辞典にはチャンと「コンテンツ」という項目があって、簡にして要を得た説明がなされています。しかも「マーシ...