なお、優先席をバージョンアップして、生活弱者優先車両を設けるというのも考えられます。しかし、優先席でも守られないわけですから、大きな優先車両となったら、さらに効果はなくなるでしょう。車両ごと指定するなら、優先車両ではなく、特定車両にしちゃった方がいいのではないでしょうか。
第四案は、2等車の復活です。僕は子供のころ大森に住んでいましたが、京浜東北線にも2等車がありました。おそらく、そのほかの普通車両は3等車だったのでしょう。そこでネットで「京浜東北線」を検索すると、おもしろいことが分かりました。
京浜東北線――最初は「京浜線」と呼ばれていましたが、このラインが開通したのは1914年(大正3)のことでした。そのころ最も長い電車による運転区間だったこともあり、1両の半分が2等客室となった「2・3等合造車」が連結されていました。その後これが2等車に発展したようですが、1938年(昭和13)戦時輸送への移行にともなって、2等車も廃止されてしまいました。
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