2018年6月13日水曜日

優先席2


 最初に席を譲らない日本人を批判した外国の方と、それに異を唱えた青戸さんのどちらが正しいのでしょうか? おそらく、どちらも正しいのでしょう。あるいは、どちらも正しくないのかもしれません。だからこそ、ずいぶん以前から、しかも絶えることなく、優先席問題は論じ続けられているのだと思います。つまり、この問題に関して、絶対的な解決策など存在しないのではないでしょうか。

だからといって、ハナからあきらめてしまうんじゃ、能がありません。少しでも不満をもつ人が少なくなるように、少しでも多くの人の納得が得られるように、そして少しでも車内の雰囲気がよくなるように、僕なりに頭をひねってみました。いくつかの解決策が浮かんできたので、それをご披露することにしましょう。

なお、現在、優先席のステッカーには、「お年寄りの方」「からだの不自由な方」「内部障がいのある方」「乳幼児をお連れの方」「妊娠している方」と書いてあります。ここではこれらの方々を「生活弱者」とよぶことにしましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

出光美術館「復刻 開館記念展」2

本年は、皆様をこの展示室へお迎えする最後の 1 年となります。その幕開けを告げる本展は、 58 年前の開館記念展の出品作品と展示構成を意識しながら企画したものです。……開館記念展の会場を飾ったのは、仙厓( 1750 - 1837 )の書画、古唐津、中国の陶磁や青銅器、オリエントの...