2018年6月14日木曜日

優先席3


第一案は、全座席を優先席にしてしまうものです。窓という窓に、「優先席」のステッカーを張っちゃうんです。席という席に、「優先席」と織り込んじゃうんです。つり革というつり革に、「優先席」のマークをつけちゃうんです。

やはり優先席というのは、現代生活を快適にするために、あるいは成熟した現代社会が獲得した優しさのシンボルとして、とくに少子高齢化という大問題に直面する我が国が率先垂範すべき、すばらしいアイデァですよね。だから、全座席を優先席にしちゃうんです。

僕はまだ若いつもりでいますが、優先席の前に立つと、ときどき席を譲られることがありました。見ていると、優先席の前に立った老人や赤ちゃんマークをつけた女性が、席を譲られることもあります。日本人もまだ捨てたもんじゃありません。

全部を優先席にすれば、当然のことながら、席を譲る人、譲られる生活弱者の数は、今より確実に増えるでしょう。もちろん、今と同じで、誰が前に立とうと譲らない人は譲らないと思います。しかし、現在でも譲る人がいるわけですから、全座席を優先席にしてしまえば、その割合で、譲られる生活弱者はきっと増えることになります。

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優先席7

第三案は第二案のバージョンアップ版です。つまり生活弱者特定席じゃなく、生活弱者特定車両を新設するのです。 74 歳以上・ 3 歳以下・ 5 ヶ月以上・杖手帳というのが特定席の条件でしたが、このような生活弱者しか乗ることができない特定車両に、 1 両か 2 両を指定するので...