2018年3月10日土曜日

三重県立美術館「今村幸生展」1


三重県立美術館「今村幸生展 パリ45年・現代の鬼才」<325日まで>

 今村幸生は伊勢市に生まれた「鬼才」と呼ぶにふさわしいアーティストです。中学生のころから美術や演劇に興味をもっていた今村は、三重大学教育学部美術科に入学、卒業後は三重県内の中学校で教鞭をとりながら、独立展に出品して注目されるようになりました。

しかし1962年、誕生間もない長女が事故死するという悲劇にみまわれ、これからは絵画創造の道を迷わずに歩むことを決意した今村は、教職を辞して退路を断ち、フランスに渡りました。帰国後10年ほどは日本で活動しましたが、1977年にはふたたびパリに渡り、その後は83歳を迎える現在に至るまで、パリと伊勢を拠点として創作活動を続けているそうです。

僕が今村幸生という画家の名を知ったのは、あの「琳派400年記念祭」に際し、何必館・京都現代美術館が所蔵する「風神雷神図屏風」に逢着したときでした。俵屋宗達の傑作にインスピレーションを受けながら、もう完全に今村宗達になっちゃっています。僕は同じ姓をもつ紫紅という天才を、ちょっと思い出したりしたものでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

オチャケならぬお茶が大好きな方々に絶対おススメの「出光美術館蔵 茶道具名品展」が大倉集古館で開かれています!! 13

  たとえ僕の印象が間違っているとしても、ヒナゲシや芥子が中国的なイメージを有する草花であること だけ は証明されたように思います。すると出光美術館が所蔵する狩野重信の 「麦・芥子図屏風」は、和漢のイメージを組み合わせた一双屏風ということに なる のではないでしょうか 。   麦...