100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2018年1月30日火曜日

静嘉堂文庫美術館「歌川国貞展」9


屏風の陰にいる客と艶やかな夢を見た遊女は、緋鹿の子の長襦袢を羽織って立ち上がり、行灯の灯心をかきたてています。行灯の上部から漏れる光は、遊女の顔を浮き上がらせながら、放射状に広がっていきます。それが巧みな雑巾ぼかしによって、表現されていますが、このマニエラは、初代豊国の「風流七小町略姿絵」シリーズの「かよひこまち」に求められます。

二人の美人が棒の先につるした提灯をもって夜道を歩くシーンで、その提灯から漏れる光が、国貞の「行灯」と同じように、雑巾ぼかしで表現されているからです。明らかに国貞は、この初代豊国の作品をマニエラとして使っているんです。

もちろん、国貞がより一層エロティックな雰囲気を強め、遊女の饐えたような体臭まで漂わせて、独自の世界を創り出していることは、いうまでもありません。しかし、初代豊国の「かよひこまち」がマニエラとなっていることは、否定できないことのように思われます。あるいは、これと異なるマニエラがあった可能性も残りますが、マニエラが存在したという事実を否定することはむずかしいでしょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿

荻生徂徠の賛酒詩がスゴクいい❣❣❣ 『荻生徂徠全詩』3<東洋文庫>饒舌館長ベストテン 3

  荻生徂徠「春杪、義空師が将に西京の行有らんとし、留めて阿刺吉酒を恵まる。盛る所も亦 た 西洋の玉壷なり。二絶を作りて餞別し且つ謝す」     阿蘭陀 オランダ 国の 阿刺吉酒 アラキざけ  ガラスの瓶は緑色     中身の酒は琥珀色 こはくいろ  義空師からのプレゼント   ...