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2017年12月8日金曜日

国立西洋美術館「北斎とジャポニスム」1


国立西洋美術館「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」(2018年1月28日まで)

 キャッチコピーは、「モネ、ドガ、セザンヌ…… みんなHOKUSAIに学んだ。」――でも<衝撃>なんですから、最後は「。」じゃなく、「!!」が欲しかったなぁ!! それはともかく、数多い浮世絵師のなかから僕が一人選ぶとすれば、やはり葛飾北斎ですね。何といっても、作品が頭抜けてすばらしい。もっとも、尊敬して止まない脇本楽之軒先生は、名著『日本美術随想』のなかで、つぎのように述べています。

失礼ながら貴君は北斎がお好きでしょうか、広重がお好きでしょうかと人にきいて見ることがある。これは長い間の経験から帰納し得た趣味試験の一法で、大抵の場合はずれッこない。気の毒なことに北斎の趣味はよくない、言い換えれば悪趣味の権化だ。北斎を再認識したのは西洋人で、その意味で西洋人は救われないと即断したくなるが、さればとて西洋人は皆が皆、北斎好きとは限らず、アメリカ人のフェノロサの如きは北斎の下俗の趣味を罵っている。

 

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