2017年4月30日日曜日

三井記念美術館「西大寺展」1


三井記念美術館「創建1250年記念 奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」611日まで>(414日)

 西大寺は、聖武天皇・光明皇后の後を継いだ称徳天皇が天平神護元年(765)に鎮護国家を実現するために建立した大寺です。奈良時代に創建された官大寺を総称する「南都七大寺」の一つに数えられ、東大寺と並ぶ寺格を誇りました。また、鎌倉時代には高僧・叡尊が登場、伝統的な律宗の教えと密教を融合させた真言律宗を創出しました。西大寺はその道場として栄え、すぐれた社会的貢献を果たしました。
 このような西大寺の創建1250年をことほいで企画されたのがこの特別展です。今日はそのオープニング内覧会、清水真澄館長に「おめでとうございます」と挨拶したあと、西大寺と一門の各寺院が秘蔵する名宝を心行くまで堪能したことでした。

 「僕の一点」は、西大寺が所蔵する紺紙金泥の「両界曼荼羅図」です。残念ながら東京会場には出ないのですが、4半世紀ほど前、東京国立博物館で開かれた西大寺展で見て、強く印象に残っている曼荼羅だからです。以下の私見は、前のブログにアップしたところですが、新知見を加えてバージョンアップしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

鎌近「堀文子展」7

  このカタログには、企画キューレーター・山本丈志さんが、素晴らしいオマージュ「五月の空と柴田安子」を寄稿しています。それによると、「柴田安子はその明確な理由を示さないまま自ら自作を焼き、その画業を知る術を後世に残さなかった」のです。死に臨んで、みずからの作品をすべて火の神・...