大正15年1926スタールが日本へやってきたとき、日本の千社札愛好家が歓迎の意を込めて作った納札会のポスターのようです。もとになった絵は、五雲亭貞秀の富士全景図(1860年)です。日本の江戸と近代が入れ子になっていますが、それをもたらしたのがアメリカ人であったというのが、じつに愉快じゃ~ありませんか。
はじめに掲げた写真に写る僕が右手に持っているのは、葛飾北斎の富士御祭神・木花之開耶姫をフィーチャーして、このたび制作された「静岡県富士山遺産センターオリジナル千社札」です。関連イベントに参加した全員にプレゼントされるそうです。
江戸川柳の佳吟「蜘蛛の巣をとるかと思や千社札」は、少しでも札を高いところに貼ろうとする人の心理を揶揄しつつ、千社札が蜘蛛の巣の掃除と同じく、ごく普通に行なわれていたことを教えてくれています。

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