100万アクセスを突破しました❣❣❣皆さんありがとうございました❣❣❣

2025年9月5日金曜日

東京国立博物館「江戸☆大奥」7

 

そして明治20年代を迎えると、早くも富国強兵による近代化に成功した自国に、多くの国民が自信と矜持を抱くようになりました。それと日清戦争がまったく無関係であるはずはありません。

そうなると旧弊としてあれほど否定したはずの江戸時代を、誇るべき歴史の1ページとしてながめる余裕ができてきたのです。あるいは江戸時代のことをよく覚えている人の方が圧倒的に多かったわけですから、西欧合理主義的な近代以前の古きよき時代に対する郷愁やノスタルジーも、余裕とともに生まれやすかったでしょう。楊洲周延の「千代田の大奥」は、そのような時代風潮のなかから誕生した一大絵巻だったのではないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「開館60周年記念 川合玉堂――なつかしい日本の情景」7

   これは僕の独断と 偏見ではありません。妄想と暴走でもありません。玉堂みずから、『奥多摩雑稿』の「三日月」と題する随想のなかで、つぎのように述べているからです。じつに 昭和天皇が戦争終結の詔書を放送する 5日前、昭和20年8月10日に書かれた文章です。 旧仮名を新仮名に直して...