2025年9月1日月曜日

東京国立博物館「江戸☆大奥」3


ですからドラマ10「大奥」で用いられた衣装が展示され、これまたドラマでお馴染みになったという「御鈴廊下」のセットが再現されてメダマの一つになっていました。ドラマ108代将軍・徳川吉宗役をつとめた冨永愛さんが、音声ガイドナビゲーターを買って出ているのもコラボ展だからなのでしょう。

ちなみに冨永愛さんが吉宗を演じたのは、このドラマが、よしながふみさんのマンガ「大奥」をもとにしているからです。このマンガが男女逆転という意表をつく構成によって大ヒットしたことは、改めていうまでもないでしょう。

しかし表向きコラボ展であることをどこにも謳っていないのは、放映からチョッと時間が経ってしまったからなのかな? アヤメやキクを優雅に観賞していた大奥の女性たちから、「6日のアヤメ、10日のキクじゃないの」と笑われることを恐れたのかな´艸`) 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

静嘉堂文庫美術館「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」5

  この長春筆 「形見の駒図」は、「世継曽我」の虎御前と化粧坂の少将を、当世風の美人に移し変えて描いた見立て絵 ということになります 。 先の山本九兵衛版『世継曽我』の挿絵 も 当世風美人になっているのですが、 このような見立てが近松浄瑠璃の「世継曽我」においてすでに完成している...