竹図
淇水の竹林 緑なり 瀟湘 一片ひとひら 雲 浮かぶ
楽しみたいのだ自みずからが 贈るわけにはいきません
南海はつぎの中国梁・陶弘景のよく知られた詩を引用しているようです。
陶弘景「山中何の有る所ぞと詔問せられ、詩を賦して以て答う」
皇帝様から下問あり 「山中 何があるのだ?」と
「峰の上にはたくさんの 白雲 浮かんでおりまする
けれどもこれは私奴わたしめが ながめて楽しむだけでして
折角ですが皇帝に 差し上ぐわけにはまいりません」
その時姫と障子に映る長門は、明らかに鏡像 ミラーイメージ 関係に結ばれています。そして画面左奥には、 3 人の人物が描かれています。先の引用には何も言及されていませんが、展覧会カタログの解説が明らかにしてくれます。男は時姫の奪還を命じられたけれども、逆に時姫に斬りつけられて井戸に...
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